午後9時。
ようやく合宿所で夕食です。

この日はローストビーフに魚のから揚げ、そしてカボチャのサラダと豪華!
どれも恵津子さんの手作りです。
「いただきます」の声も少し変わっています。
何やら動作をしてから「いただきます」と言って食べ始めるのです。

これは相撲の基本動作を身に着けるため、中学生は夕食前には必ず行うルールなのだそうです。
中学生と高校生16人で、1日15キロのお米を食べるそうです。
1日あたり、ひとりなんと6合!丼ぶり茶碗に大盛り2杯を完食することがルールです。まずは食べて体重を増やす。これがなかなか大変なんです。

部員は
「食べるのも稽古の一環と言われているので、頑張って食べています」
午後10時、ようやく自由時間。11時の就寝までのわずかなリラックスタイムです。

中村泰輝さん
「厳しいのがわかって、つらいのがわかってきたので、つらくないと強くはなれない」
厳しい稽古も仲間と一緒なら乗り越えられる。そして指導者の相撲にかける情熱と愛情たっぷりの食事が海洋高校相撲部をますます強くしていきます。