激しくぶつかり合う神輿。
新潟県糸魚川市に春を告げる“けんか祭り”こと天津神社の春大祭が10日、5年ぶりに通常開催され、9000人の観客を魅了しました。

豊漁と五穀豊穣を祈り毎年4月10日に行われる天津神社の春大祭。

押上区と寺町区の二つの地区に分かれ神輿を担いだ若者が境内を練り歩きます。

「押せ押せ!」と激しくぶつかり、お互い競うように押し合う姿は神輿同士の熱き戦い!まさに「けんか祭り」の名の通り。

「やっしょいやっしょい!」
「パパがんばれ!」

新型コロナウイルスの影響で5年ぶりの通常開催となったけんか祭り。能登半島地震の影響で天津神社も鳥居や灯篭が崩れる被害がありましたが、開催に影響はなかったということです。

【見物客】
「久しぶりに開催できたのが何よりと思っています。お天気にも恵まれてよかったです。感動しましたね」
「子どもたちも(地震を)すごく怖がってたので、無事開催できて春が来たなと」

糸魚川市に春を告げるこの祭り。担ぎ手、引き手とともに9000人余りの観客も一丸となり会場は熱気に包まれていました。