東京電力・福島第一原子力発電所の事故を受け、2012年に福島県郡山市から2人の子どもと共に避難した谷内和美さん。今は新潟県阿賀野市の職員になっています。
原発事故で生活が一変した谷内さんは「日頃から防災意識を持つことが重要」だと語りかけます。

【阿賀野市危機管理課 谷内和美さん】
「災害のことを知ることは、皆さんがいざという時に“必要以上に怖がらなくても済む”災害の知識になります。知ることは防災になります」
阿賀野市の神山小学校で3月11日午前に行われた特別授業では、新潟県内にある「柏崎刈羽原発」で事故が起きた時の対策についても学びました。

【阿賀野市危機管理課 宮島剛志主事】
「コンクリートの建物の中に入る。そして放射線を受ける時間をなるべく少なくする。など、外にいる時間を短くするのが大切です」
【神山小学校 児童】
「実際にきたらすぐに動けずに固まっちゃうかもしれないけど、ちゃんと判断して行動していきたい」
「今のうちに、家族とどう行動するか話し合いたいと思った。とても怖かったし、今度起こるかもしれないから気を付けたい」

震災後に生まれた子どもたちは、真剣に話を聞き、いつ来るかわからない災害に備えることの大切さを学んでいました。