「待ってるじゃないですか?やっぱり」長年烏帽子を作り続けてきたワケ

烏帽子製作者 小坂勝義さん
「若い時だと17時間くらいやっていたけどもいまはできない。集中力が持続しない。歳を取ったから」
それでも作り続けているのには、長年かかわってきたえんぶりへの愛情とこれからに対する思いがあります。

烏帽子製作者 小坂勝義さん
「待ってるじゃないですかやっぱり。えんぶり組で新しい烏帽子を求めているというのは若い後継者たちがやる気を起こす力になっているから」
こうした思いを胸に小坂さんは2023年に依頼を受けた烏帽子を作り上げました。

烏帽子製作者 小坂勝義さん
「(太夫たちは)おそらく先頭を切って歩くような心意気じゃないか。輝いているんじゃないですかね」
800年以上続くとされる「えんぶり」をこの先も。烏帽子を作り続ける小坂さんの思いが込められています。
