「膝が内側に入ってブチって」前十字靭帯断裂で全治10か月の大けが

花園に向けて青森市内の練習場で汗を流す青森山田ラグビー部。選手たちは来たるべき決戦へ闘志をみなぎらせます。チームにとっては5回目の全国舞台ですが、この大会へ並々ならぬ決意で臨むのが、前線で激しく体をぶつける3年生の浪内迅選手です。

その左ひざには大きなサポーターが巻かれています。
青森山田高校 浪内迅選手(3年)
Q.まず『サポーター』に目が行きますが…?
「去年(2022年)6月に前十字靭帯断裂してしまった。走っているときに膝が内側に入ってブチって聞こえた。それで次の瞬間には立てなくて…」
2022年6月の東北大会で前十字靭帯を断裂。10か月のドクターストップがかかる大けがを負いました。

リハビリをしながら裏方としてチームのサポートに徹しますが…。憧れの舞台で輝く同じ学年の仲間の姿に別の思いも沸きました。
青森山田高校 浪内迅選手(3年)
「やっぱり辛くて悔しかったのでとても気持ちが鍛えられた。(リハビリ中は)色んなラグビーの試合を見てラグビーのIQを高めた」
キャプテンの中村桐十郎選手は悔しさを押し殺して献身的なサポートを続ける浪内選手の姿が目に焼き付いています。















