どのような幼少期を過ごしたのか?

1959年(昭和34年)青森県弘前市に生まれた奈良さん。どのような幼少期を過ごしたのでしょうか?

青森県立美術館 美術企画課 学芸主幹 高橋しげみさん 
「ご両親が共働きのご家庭に育ったので、幼稚園や小学校から帰った後はお1人の時間に周りにあるチラシの裏側などを使って絵を描き散らしていた、小さい頃から絵を描くのが好きだった少年のようです」

幼少期の奈良さん

「高校は、弘前高校に通っていたんですが、弘前高校といえば学園祭の時のねぷた祭が有名ですけれども、奈良さんも実は送り絵を描いたことがありました。その送り絵が本当に学生とは思えない出色の出来だったようで、学校中の評判になったということもありました。やはりその頃から絵の才能を発揮されていた方ではあったと思いますね」

その後奈良さんは、大学で本格的に絵画を学び、1987年に愛知県立芸術大学大学院修士課程を修了、海外へ留学します。個展を開きながら活躍の場を広げていき、世界的に人気の高いアーティストとなりました。現在は日本と海外を行き来しながら活動しています。