県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのでしょうか。
今回のストーリーは八戸出身でNPO法人キーデザイン代表理事・土橋優平のターニングポイント。

土橋は現在、栃木県宇都宮市でNPO法人キーデザインを立ち上げ、不登校の子どものフリースクール事業や保護者向けの相談支援などを行っている。
小学生で感じた孤独感 本音で話をしなくなっていった日々
幼少期泣き虫だった土橋。小学生になると、勉強しながら突如、生きるとは何かを考えるようになった。ある日、親友にそれを話したとき、全く受け入れてもらえなかった。

土橋
「なんでこうやって勉強を毎日してるんだろうとか、自分の生き方と向き合っていた時があったんですね」

土橋
「すごく仲の良かった友達とかに言うわけですよ。『生きるって何だろうって最近考えてるんだよね、どう思う?』って聞くと、『何言ってんの?』って笑われるんですよね。
友達とのこの空間の中で、この話をすると冷めてしまうんだな、ひかれてしまうんだなというのをすごく感じて、そこから本音で話せなくなったんですよね」

自分の考えを誰かに話したいと思いながら、友達に合わせる日々。さらに、周りの目や自分への劣等感を持ちながら送る学生生活。
そんな中、生徒たちから恐れられていた担任の先生から、思わぬ導きをもらうことになる。