大学中退と親の反応

土橋
「最初休学した時は、父親にものすごく反対されたんです。それで、話をした次の日に家を出たわけですよ。その時に窓から見えた父親の表情が、仏のような顔をしていて『もういいぞ、お前の好きにやれ』みたいに私は受け取ったんですね。
自分が生きていられる場所、帰れる場所があるんだっていう、そこの安心があるから今も頑張れる」

ジャーナリストの前に、まずは自分ですぐにできる手助けを考え、NPO法人キーデザインを立ち上げた。子どもやその保護者に寄り添うことは、かつて悩んでいた自分に寄り添うことでもある。


土橋
「LINE相談は、全国から3200人ぐらい登録があるんです。困った時苦しい時に人に助けてって言えるような場所が必要だなと思って、こうした居場所活動みたいなことを始めていきました」
青森初めとする全国の子育ての悩みに寄り添う

土橋
「どんな自分でも受け入れてくれる人かいる。それだけで私は幸せだなって思います。身近に味方になる人、応援してくれる人がいる中、そこって居心地がいいですけど、一方で成長できるのかというとそうじゃないなと。50歳を目途に、今あるものから一度離れて、改めていろいろな勉強を始めたいです」
土橋の挑戦は続く。