海上自衛隊大湊地方総監部は、2022年3月、所属部隊の部下にパワーハラスメントを行ったとして29日付けで40代の幹部自衛官を停職2日の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは下北海洋観測所に所属する40代の幹部自衛官です。海上自衛隊によりますと、この幹部自衛官は2022年3月、業務で失敗した部下に、提出する必要がない反省文を出させた上、下北海洋観測所の隊員たちが閲覧することができる内部のネットワークに掲載し部下の隊員に精神苦痛を与えたパワーハラスメントを行ったということです。
自衛隊からの聞き取りに対し幹部自衛官は「普段から部下隊員に業務指導を続けており、反省を促しただけ」と話しています。
幹部自衛官の懲戒処分について下北海洋観測所長の長岩友久2等海佐は「ハラスメントを含めて、服務事案の防止に取り組んでいる中で、本事案が発覚したことを、重く受け止めております。今後さらに服務指導を徹底し、厳正なる規律の維持及び再発防止に努めてまいります。」とコメントしています。
2023年度、海上自衛隊大湊地方総監部での隊員の懲戒処分は今回で9件目で11月だけでも3件に上っています。