「スタートするまでが大変なんですよ」競技よりも苦労した?田中さんがアジアマスターズ選手権を語る

Q.ほぼ1週間フィリピンに行ってましたが、どうでしたか?

「フィリピンだから、この時期でも暑いだろうなと思ったら、やっぱり想像以上に、やたらめったやたらに暑かったです。暑さもさることながらね。アジアのマスターズは2年に一遍ずつありますけども、やっぱりね。大会運営がね洗礼されてないもんだから運営がめっちゃめちゃなんですよね。(集合場所の)バス停になるようなところに何時、何時、何時っていうふうに設定して、そこに集まってきてもらう。そこにバスが来て、我々が乗っていくという段取りなんだけども、バスの来る時間が1時間待っても2時間待っても3時間待っても来ない」

「そのうち競技に出なきゃならない選手がいるわけでしょう。どうすんだってなって、もう待ってられないから個人的に車を頼んでタクシーを飛ばすという人も出てきたりしてね。一向になかなか治らなくてね(苦笑)まあ、少しずつは良くなったんだけど。そういうふうななんていうかな。大会に向けての様々な準備というか運営というか、これがね、めちゃくちゃでね。それがまず非常にみんな苦労いたしましたね」

Q.国際大会の開催経験が多くないからフィリピンも大変だったのでは?

「そうです。これは今回のフィリピンだけじゃなくてアジアのマスターズの場合は大体おおよそ似たような運営の仕方ですね。世界大会は滅多にそういうふうなことはないですけどもね」

Q.そうなるとレースに臨む前の方が大変だったのでは?

「だからもうスタートするまでが大変なんですよ。何時にスタートっていうのがね、30分遅れ、1時間遅れ、当たり前ですから。それでいて逆にまたね、急にワーッとね、早まることもある。そこにいないとどうにもならないわけですよ。だからある意味では無駄な時間みたいなのね、ごっそりありましたね。でもそのためにも、やっぱり待ってなきゃならないですからね。これは本当に私だけじゃなくて出場する選手全部みんなね。大変な思いしたと思いますけども」