名店揃いのラーメン王国・青森では、ラーメンといえば煮干しを使っただしが主流。なので、「煮干し」といえばラーメンをイメージする県民も多いのではないでしょうか?そんな中、ラーメンに続く「煮干し・焼き干し」を使った新ご当地グルメを発見しました。

青森県独自に進化した「煮干したこ焼き」

煮干したこ焼き

「煮干したこ焼き」を販売しているのは、キッチンカー「たご助」です。青森県内の様々なイベントに出店しています。

店主の秋元良平さん、元々は設備関係の仕事をされていましたが、副業を始めたいとのことで、2年前、流行っていたキッチンカーでたこ焼き屋を始めました。

たご助・店主 秋元良平さん
「副業で何かやりたいなって考えたときに、直感でたこ焼きをやろうと思って。他のたこ焼き屋さんと差別化を図るために、自分が煮干ラーメンが好きなので、煮干しの粉を入れてみました」

たご助・店主 秋元良平さん

生地には煮干しの粉がたっぷり入っています。
あらゆる煮干し粉を試し、舌触りがよくたこ焼きに合うものを選んだそうです。煮干しの風味を生かすため、具材はたこと天かすのみ。焼きあがったたこ焼きに「追い煮干し」で、煮干しのフレッシュな味わいをプラスするのも、秋元さんのこだわりです。

一見すると、普通のたこ焼きと違っているようには見えませんが…いただきます。

佐藤香アナ
「もう口に入れて1秒ぐらいで、煮干しの旨味が広がりました。ソースはかかっていないんですけど味がしっかりしています。煮干しのいいところだけ。エグみ・生臭さは、全然感じません」

お客さんからは、「煮干しラーメンを食べた時の後味」と「白いご飯を欲しくなる」と言われるそうです。副業として始めた煮干したこ焼きですが、今は本業として専念しているそうです。
秋元さんの煮干し愛から生まれた「煮干したこ焼き」。出店予定は、秋元さんのインスタグラムをチェックしてみてください。