県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのでしょうか。
今回のストーリーはむつ市出身で弘法寺副住職・高橋隆学のターニングポイント

東京都港区にある約1200年以上の歴史がある弘法寺。高橋はそこで副住職をしている。

高橋の幼少期は泣き虫で体が弱いところもあったが、昆虫や動物が大好きだった。

高橋
「勉強はほとんどしてませんでしたね。ほとんど動物や植物の関係で。家の玄関に水槽の台を作って熱帯魚を飼って品種改良したりとか…」

生物が好きだったこともあり、将来の夢は水族館で働く事。しかし、同じ時期に親戚が相次いで亡くなったことで、自身の価値観に変化が起きる。

親戚の重なる死、そして僧侶への道

高橋
「その家族のお子さんもそうですし、また親御さんもそうですし、そういう(死に直面している)のを身近で見ていると、生物だけじゃなくて『生き死に』のそういう部分にも関わってきて、何とか自分が、死に直面して悲しんでいる人の手助けがしたい、できるんじゃないかと思ったのが、高野山 青森別院の隆玄僧侶の所に伺ったきっかけです」

高野山 青森別院の僧侶に進路を相談。そして、僧侶への道を歩み始める。