様々な手口で現金などをだまし取ろうとする特殊詐欺。青森県内での被害件数は過去5年で最多となっていて警察が警戒を呼びかけています。
県内で相次いでいる特殊詐欺による被害。10月には県内の男性が暗号資産への投資を名目に6300万円をだまし取られるなど件数、被害額ともに増え続けています。12日までの被害件数は83件で過去5年で最も多く、被害額も2億8472万円とこれに並ぶ勢いです。

県警本部生活安全企画課 佐藤伸一次長
「例えば未納料金、ウイルス感染、電子マネー、コンビニ・ATM、投資、副業、こういう言葉が出たら詐欺を疑ってほしい」
手口は様々でインターネットサイトでの未納料金の支払いなどを求める「架空請求」や暗号資産などの投資話を持ちかける「金融商品」による手口が多くなっています。当事者は詐欺の手口になかなか気が付かない、ほかの人に相談しづらいといったことも被害につながってしまう要因です。

県警本部生活安全企画課 佐藤伸一次長
「まず周りの人、警察に相談してほしい。ATMで携帯電話で通話しながら操作している方を見かけたら、声かけをしてほしい」

この先、年金支給日や年末年始を狙っての犯行が増える可能性があるため警戒が必要です。