後継者不足に悩む事業者の支援に繋げようと青森県風間浦村で温泉旅館の業務を体験するインターンシップが行われています。

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インターンシップに参加しているのは埼玉県出身の榎本志保さんです。11月4日までの日程で風間浦村の下風呂温泉郷にある「まるほん旅館」で宿泊客の対応などにあたります。

インターンシップ参加者 榎本志保さん
「どういう風に切り盛りしているのかと皆さんが来てくださるってことは女将さんが温かい人柄だと思うので、そういう人柄を学びたいと思います」

風間浦村によりますと下風呂温泉郷はピーク時の2000年には20軒以上の旅館や民宿がありましたが後継者不足などで現在は9軒にまで減少しています。村の調査で多くの事業者が後継者が未定としているため村などでは2023年度から村内の2つの事業者を対象に支援に取り組んでいます。

まるほん旅館女将・長谷雅恵さん
「美味しい料理やいい温泉に入ってもらってニコニコって帰ってもらうことが一番女将としてはやったなと思うことなので、それを体験してもらいたいと思います」

村では今後1か月から3か月のインターンも行って事業継続につなげたいとしています。