
思い切って青森から出てきたのはいいが、仕事に対して自分のやる気を見いだせなかった。社会の役に立つ仕事をしたい。そんな思いから、事務員を募集していた病院へ直談判。
松尾
「飛び込んだ病院の事務員募集っていうところに行ったら、(病院側から)事務定員一杯なんですけどヘルパーだったら今空いてるのでやってみない?っていう感じで言われて…」
勤めたものの雑用業務が多く人の役に立てている実感がない。
そんなある日、職場の主任から、ナイチンゲールの本を渡された。やっていることの意味を理解し、さらにステップアップのために働きながら学校へ通い、准看護師になった。そして正看護師を目指す。

松尾
「1日12時間ぐらい勉強をしました。(学生の)年齢層がすごいんです。18歳から50歳ぐらいまでいるの」

正看護師になるため定時制の専門学校へ。午前中働いて午後学校行く、そんな生活を続けた。正看護師の国家試験の前、資格を取ったら自分で介護しようと思っていた父が他界。
