県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのでしょうか。今回のストーリーはつがる市出身看護師 松尾久子。
全国に医療と介護を展開する「医療介護ひかりグループ」。東奥学園高校(青森市)の卒業生もたくさん活躍している。その中の一つ、神奈川県横浜市にある横浜いずみ台病院。現在松尾は、そこで透析室の看護師として働いている。

格式の高い家柄 家のしきたりに違和感を感じ…
松尾は祖父も叔父も町会議員を務めるなど、格式の高い家に生まれた。
松尾
「私が生まれた時点でもう許嫁がいるっていう感じ。女は勉強しなくて良い」

家のしきたりに違和感を感じていた松尾だが、2番目の兄からの影響は大きかった。
松尾
「兄は中学生の時から新聞配達していて、私も小学校3年生から一緒に新聞配達やったりして、自分で買いたいものがあったら自分で働いて、自分のお金で買うんだみたいなことを教えられました」

結婚から逃れるため首都圏へ…人生これでいいのかな
このまま青森にいると、決められた人と結婚させられる。それを恐れ、1年半で帰ってくることを約束に県外へ出た。
松尾
「絶対実家を出てやる、絶対出てやる!って思ってました。1年半したら戻ってくるという約束をして千葉に行き、OLをして…でも、人生これでいいのかなと思ったんですよ」
