任期満了に伴い、6月4日に投票が行われた青森県知事選挙は、無所属の新人で前むつ市長の宮下宗一郎氏(44)が初当選しました。

青森県知事選挙には無所属の新人4人が立候補しましたが、選挙戦は宮下氏と前青森市長・小野寺晃彦氏(47)の事実上の一騎打ちとなりました。小野寺氏は、三村知事や自民党県連所属の国会議員2人の支持を受け、追い上げを図りましたが、及びませんでした。

以下、初当選した宮下宗一郎氏の挨拶全文。

「今私は青い熱い炎のように燃えています。未来、新しい青森への未来、新しい青森の未来への挑戦権を獲得することができました。本当にまずは、心から心から感謝申し上げます。ありがとうございます。


活動を始めてから49日間、1月6日に立候補の届け出をしてから149日間、本当に政治的に様々なことがありました。逆風が吹き続けていた149日間でした。ただ私がやってきたことは、たった一つで、県民の皆様、県民の皆さん一人一人に向き合う。対話に対話を重ねて、1万人以上の方から意見を交換。対話に来てくださった方は1万人以上いました。そして選挙が始まってから、17日間のパンフレット配布した量を見ると、2万枚超えています。街頭でも2万人の皆様に触れ合う機会を設けることができました。


何よりも企業の訪問や皆さまと触れ合う中で交流を重ねてここまでくることができました。どんなことがあっても県民の皆様から激励を受けて励ましを受けて、それがあったからこそここまでこれたと思います。


草の根という言い方は本当に簡単な言い方ですけど、私がやってきたのは本当に県民一人一人の皆さまと絆を結んできました。その絆が6月4日、このタイミングで大きく草の根を張り、私自身が大輪の花、宮下宗一郎という大輪の花を咲かせることができたのかなと、青森県知事・宮下宗一郎ということで花を咲かせることができたのかな、といういうふうに振り返っています。


ただ、この花も自分のためにさくというわけではなくて、本当に県民の皆様のために咲く花になりたい。あるときは勇気を与え、ある時は不安や希望を照らし、そしてあるときは、県民の皆様の道標になり、そのような花になりたいと改めてそう感じています。

そして、そのリーダー像こそが、今の青森県に求められる、青森新時代に求められるリーダーだと私は確信をしております。ありがとうございます。
17日間で訴えてきた政策も非常に野心的で、そして本質に迫る政策を訴え続けていきます。

県民所得の向上や、合計する特殊出生率2を目指す青森モデル。そして、医師不足を解消して、医療の偏在を解消するためのあらゆる仕組み仕掛け、こうしたことは、これまでの青森県の大きな課題でしたし、また今の課題でありこれからの課題でもあると思います。そうしたことを一つ一つ訴えて丁寧に政策を訴えてきたということだと思っています。


これからは私は、今までは日本に大きく引っ張ってもらう青森県だった思いますが、これからは政策で日本を牽引する青森、そういう青森新時代を目指していきたいと思います。ありがとうございます。
最後は本当に皆さんに感謝を申し上げたいと思います。私達の陣営は、今日この会場でも皆さんお気づきだと思います。全て手作りです。組織が対応して、様々なられた方々がやれば、マイクのスイッチが最初に切れてるっていうことなんかありません。それぐらい手作りで手探りの中で選挙をやってきました。


ただ、本当にチーム一丸となって、それぞれが初めてのことだけれども、それぞれができることと、一生懸命、青森県、新しい青森県のリーダー誕生のためそして、青森新時代のために、講演会の皆様も、スタッフの皆様も、そして各区でですね、新しい組織を作ってくれて、猛烈に猛烈に草の根運動を展開していただきます。本当にスタッフの皆様にも心から心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

前人未到の17日間の選挙でした。自分自身は最初の9年前の選挙は7日間ということでしたが、ほとんど記憶にないから動き回りました当時、でも17日からやるのは初めてで過去2回は1日限りの、しかも5時までの選挙だったということもあって、非常に体力的にも精神的にもですね、そして何かを追い詰められたなということも、選挙期間だけではなくて、その前の活動もありますそんなときに、いつも支えてくれたのは、妻であります。ありがとうございます。今朝、自分のことは言わなくていいって言われたんですけど、ここで言わないと一生言われるかもしれません。本当にここでありがとう。家族は今日ここに来られてない2人の娘や母たちにも大変お世話になりましたし、そういう意味では家族を挙げてそしてその広がりが後援会の人たちの絆にチームの絆に、最初は私の立候補表明で眉をしかめた政治家の皆さんの方が多かった。でも今は違います。本当に県内各地で市町村長の皆様や、県会議員の皆様や、そして市町村議の皆様が県民の1人として、県民の目覚めと言いますか、そういう形で立ち上がり続けてくれました。本当にこの勝利の大きな力になっています。


もう本当に今日ここに来ていただいてる皆様、そして今日はオンラインで各地で参加していただいている皆様に伝えたら心から感謝申し上げます。
若い人たちが戻ってくる、若い人たちであふれるそんな青森にしよう。お年寄りも含め、全ての人たちが健康で長生きできる、そんな青森にしよう。
その大きなビジョンのもとに、青森新時代を掲げて戦い抜いてまいります。


この後はまた、私自身青森県のリーダーとして、この青森新時代、大きく前進をさせていきたいと思います。そして、そのときはまた皆さんと一緒にそして120万県民の皆さんと一緒に置いていきたい。この決意を最後に申し上げて、私からのご挨拶とさせていただきます。皆さんどうもありがとうございました」