6月28日の任期満了まで1か月を切った三村申吾知事が最後の定例記者会見に臨みました。三村知事は5期20年で取り組んできた施策を顧みながら次の舵取り役にその歩みを進めてほしいと述べました。
県庁で月に1度開かれる知事の定例記者会見。三村知事にとって20年、通算200回以上こなしてきた会見は2日が最後です。はじめに県からの発表事項を説明した後、記者からの質問に応える形で取り組んできた県政の最重要課題「人口減少対策」を顧みました。
※三村知事
「求人倍率の状況等ご覧いただければとてつもなく辛かったです。仕事が本当にはかどらなくて」
三村知事は当時0.28倍だった有効求人倍率を引用して職を求めて県内を離れる人口流出が続いていたことを振り返り、企業誘致のほか起業・創業を支援したことで2006年に3件だった起業・創業数が去年237件になったと説明しました。
※三村知事
「色んな仕事を選べるということを段取りしてきました。この状況をさらに進めていくことが大事」
その上で、4日に決まる次の知事にこれまでの歩みをさらに進めてほしいとも述べました。
※三村知事
「知事選で勝っていただいた方、どうどうと次の県政を前へ前へいう風に進めていけるという風な仕組みと段取りはしている」
三村知事は任期が満了する6月28日に改めて会見を開く予定です。