20年ぶりに新たなリーダーが誕生する青森県知事選挙は、選挙戦は終盤に向けてますます熱を帯びています。立候補しているのは届け出順に、前のむつ市長・宮下宗一郎候補44歳、元むつ市議会議員の横垣成年候補63歳、前の青森市長・小野寺晃彦候補47歳、仙台市の元会社員・楠田謙信候補66歳の4人です。

各候補者の終盤に向けた戦いをお伝えてしていきます。今回は、前の青森市長・小野寺晃彦候補47歳です。


※小野寺晃彦候補
「しっかりと(年間で)新しい会社を400社つくっていく。農業産出額を3500億円以上、東北ナンバー1をさらに伸ばしていく。こうした数字がしっかり込められております。」

青森市の前の市長・小野寺晃彦候補は、街頭でマイクを握ると必ずと言っていいほど触れるのが選挙公約72項目のほぼすべてに数値目標を掲げていることです。


※小野寺晃彦候補
「しっかりと私自身は政策に数字を魂を込めて県民の皆さんにわかりやすく未来像をお示しさせていただきました」

数値目標が入った公約は実現したかどうかが検証しやすくなるため、小野寺候補はあえて前面に押し出し「責任ある県政の実現」を訴えています。

こうした点を評価して自民党県連の江渡聴徳衆議院議員や木村次郎衆議院議員、それに現職の三村知事が支持を表明しました。


※三村申吾知事
「小野寺晃彦。勝つ。勝つ」

三村知事が強調するのは政策に加えて、これまで小野寺候補と一緒に仕事してきた時のエピソードです。


※三村申吾知事
「小野寺晃彦とは何か。愚直清廉の士(さむらい)。私はそう思う。真面目で裏表がなくて公のために全力で働く」

小野寺候補は今回の知事選では「真面目さ」だけではない一面も知ってもらうためにSNSも積極的に活用しています。


※小野寺晃彦候補
「きょうは新しい舞台にふさわしいめがねを選びに来ました、ちょっと行ってみます」

告示前の3月には柔らかい印象が出るように眼鏡を新調する様子も公開しました。

その知事選に向けた活動を支えてきたのが妻・知恵子さんです。


※妻・知恵子さん
「ありがとうございます。妻でございます。お世話になっております。ありがとうございます」

小野寺候補は知恵子さんがかつて中学校の教諭として勤務していた上北地方では自分より人気があり頼りにしているといいます。こうした支えを受けながら小野寺候補は県内各地を巡り青森市長としての実績や実行力をアピールしています。


※小野寺晃彦候補
「実行力を実現力をこれまでお届けしてきた成果を青森県全てにお届けしていく。小野寺晃彦とともに一緒になって東北を牽引していく青森県を実現していきましょう」

小野寺候補は青森県がリードする東北の実現という大きな夢に向かい県内を全力で駆け回ります。