20年ぶりの新たなリーダー誕生へ。任期満了に伴う青森県知事選挙が18日告示されました。新人4人による選挙戦が始まりました。
知事選に立候補したのは届け出順に、無所属の新人で前のむつ市長・宮下宗一郎候補(44)、元むつ市議会議員の横垣成年候補(63)、無所属の新人で前の青森市長・小野寺晃彦候補(47)、元会社員・楠田謙信候補(66)の4人です。

いずれの候補も届け出のあと青森市で街頭に立ち、支持を呼びかけました。宮下候補は下北5市町村長らの応援を受け、約500人の聴衆を前に青森駅前にある公園で第一声を上げました。

※知事選に立候補した宮下宗一郎候補
「青森新時代は若い人たちが溢れて、若い人たちが戻ってくる青森。いまの所得を上げないといけない。一次産業から三次産業まで所得を向上させる。そして、バランスよく企業誘致を実施する」

共産党と社民党が推薦する横垣候補は住宅や商業施設が多い東大野でおよそ50人の支援者を前に第一声を上げました。

※知事選に立候補した横垣成年候補
「地方と国は対等です。ですから国に堂々と物を申す知事になります。国民主権を掲げる憲法、命と医療、地域経済、これをしっかりと守っていく、県民に寄り添う県政を目指したいと思っています」

小野寺候補は現職の三村申吾知事が応援に駆け付ける中、県庁近くの青い森公園で第一声を上げました。

※知事選に立候補した小野寺晃彦候補
「東北をけん引する引っ張っていくそういう青森県にすること。一つ目は経済しっかり稼げる県年間400社新しい会社新しいビジネスをつくっていく」

楠田候補は青い森公園で第一声を上げ、自ら、孤軍奮闘と称する今回の選挙戦への思いを述べました。

※知事選に立候補した楠田謙信候補
「特に一次産業を発展させるのは青森の経済を発展させることなんです。発展しない限りは青森のあすはないんです。そのためにわたしは第一次産業、農業・林業・水産業を活性化する、発達させる。このことに力を注ぎたいと思っています」

20年ぶりの新たなリーダー誕生となる青森県知事選は、人口減少や物価高騰対策などが主な争点となる見込みで、各候補が17日間の選挙戦を展開します。投票は6月4日に行われ、即日開票されます。
