任期満了に伴う6月の青森県知事選挙についてです。立候補を表明している3人は7日までの大型連休中に政策の発表や決起大会、初めての街頭活動などそれぞれ支持拡大に向けて奔走しました。
前のむつ市長・宮下宗一郎氏は7日、選挙戦で掲げる公約の基礎となる11項目・90本の政策を発表しました。

※知事選に立候補予定 宮下宗一郎氏
「実行・発信・スピード感をもって県政を大きく改革をし、青森新時代を私はつくっていきたいと思っている」
少子化対策では、政策の立案・検証をするために市町村や有識者でつくる「青森こども未来県民会議」を設置し、1人の女性が生涯に生む子どもの数=合計特殊出生率を現在の1.31から2以上とする道筋をつける「青森モデル」の確立を目指すとしています。
※知事選に立候補予定 小野寺晃彦氏
「私自身の一番のセールスポイントは実行力。堂々と政策を掲げてこれから残り1か月戦ってまいります」

前の青森市長・小野寺晃彦氏は6日、青森市で決起大会を開き、市町村長や議員など約850人が出席しました。この中で、木村次郎衆議院議員は、自民党県連が「自主投票」とする中、国会議員で初めて小野寺さん支援を表明しました。
※自民党県連所属 木村次郎衆院議員
「小野寺さんを支持する理由は端的に申し上げますと“人物本位”であります。勝利に皆さんの力をいただきながら導きたい」
大型連休中には東津軽郡と藤崎町の議員団がそれぞれ小野寺さんの支援を打ち出し、宮下派か小野寺派か、自治体議員の態度表明が活発化しています。
元損害保険会社の社員で宮城県仙台市の楠田謙信氏は、青森市浪岡で7日、初めて街頭活動を行いました。

※知事選に立候補予定 楠田謙信氏
「思ったより多くの人から手の振り返しがあるので、すごくありがたいです。青森県をどんどん発展させたい。青森120万県民の所得を2倍にしたい」
20年ぶりに新しい県政のリーダーが決まる知事選は5月18日に告示され、6月4日に投開票が行われます。