人口減少を始めとした山積する課題解決へ、青森県政のかじ取り役を決める知事選挙は6月4日の投開票日まであと1か月となりました。

立候補予定者はこの大型連休期間中、集会を開くなどして訴えの浸透を図っています。前のむつ市長の宮下宗一郎さんは、大型連休期間中、青森県内各地で集会を開いていて、3日は青森市のショッピングモールで外ヶ浜町の山崎結子町長とマイクを握りました。このなかで、宮下さんは県政の最重要課題、人口減少に向けて、少子化対策や仕事づくりに取り組むと訴えました。

※宮下宗一郎氏「青森モデルとして全国に先駆けて合計特殊出生率が上昇していくモデルを作りたい。若い人たちの所得の向上、給食費あるいは医療費等の段階的な全市町村での無償化」

同じく知事選に立候補を表明した小野寺晃彦さんは4月末に青森市長を辞職してから関係者に挨拶周りをしていて、4日は空手道選手権大会に出席しました。
大会の会長である自民党青森県連の津島淳会長が同席するなか、小野寺さんは自身も「大きい大会に向けて正々堂々と臨む」と挨拶しました。
大型連休後半は青森市で決起大会を開くなどして人口減少対策を中心とした選挙公約の浸透を図ります。

※小野寺晃彦氏「経済、産業であるとか、子育て支援さらには健康づくり、元気で長生きそして生活を支える4つの柱、それぞれの面で東北をけん引していく、そういう政策を打ちだしていく。ひとつひとつ悔いのないよう全力で全身全霊で戦い抜いていく」

このほか、知事選には宮城県の元会社員の楠田謙信さんも立候補を表明しています。20年ぶりに県政の新しいリーダーを決める青森県知事選は1か月後の6月4日に投開票が行われます。