任期満了に伴う6月の県知事選挙についてです。
立候補を表明している前の青森市長、小野寺晃彦(おのでら・あきひこ)さんが1日、選挙公約を発表しました。ほかの立候補予定者2人も5月10日までに公約を発表する予定で、今後、政策論争が本格化します。
※小野寺 晃彦氏
「県民の皆さんにしっかりとお伝えしたいメッセージ、これは実行力。そのことを(青森市長の)7年間皆さんにお伝えしてきた、そのことが新たなステージに向けても私自身の一番の武器になる。そういう思いで実行力という3文字を強く掲げさせていただきました。」
小野寺晃彦さんは1日、青森市で会見を開き実行力をスローガンに据えた知事選の選挙公約72項目を発表しました。県政の最重要課題、人口減少に向けた対策として経済、子育て、健康、生活の4つの分野で取り組むとしています。「経済」では、県内6つの圏域に創業や企業の相談に応じるスタートアップセンターを配置し、年間400社以上を創業させて雇用をつくるとしています。
「子育て」では、小中学校の給食費無償化を手始めに完全無償化を目指すとしています。また、プレミアム付き商品券を全県民に発行して生活を支えるとしています。
※小野寺 晃彦氏
「いま青森県の最大の課題は人口減少対策。それに少しでも歯止めをかけ、減少をなだらかにしていく。そのなかで青森県の活力をしっかりと確保していく。そうした青森県づくりのための政策になればという思いをこめて、作らせていただきました」
このほか、知事選に立候補を表明している前のむつ市長の宮下宗一郎(みやした・そういちろう)さんは5月7日に、宮城県仙台市の楠田謙信(くすだ・けんしん)さんは5月10日に公約を発表をする予定です。20年ぶりに県政の新しいリーダーを決める県知事選挙は、5月18日に告示、6月4日に投開票が行われます。