「THREE」は年間300万人の来館者と70億円の売り上げを目標としています。こうした「THREE」のオープンは周辺の商店街からも活気を生み出すと期待されています。こちらは新町と古川の境界にあるニコニコ通り商店街です。昼過ぎには人通りが多く、ここ数年では見られないにぎわいをみせていました。

※商店街の人
「人通りはコロナ禍になってからなかなかなかった(THREEが)オープンなのできょうは人通りが多かった。いっぱいあったものが売れてしまった」

※商店街の人
「私の店にも少しでも来てもらえたらうれしいなと期待はしているとにかくにぎわってもらえたらうれしい」

にぎわいの拠点として期待されるのは「THREE」だけではありません。

※楠原 彩加記者
「オープンしたTHREE周辺では他にも再開発が進められています。」

青森市の中心街では再開発事業が進んでいます。青森駅東口の旧駅舎跡地には来年度、美術館や商業施設にホテルが併設する地上10階建ての複合ビルが完成します。また新町2丁目では13階建てのホテルと82世帯が入る分譲マンションの建設が進んでいます。こうした観光客を呼び込む施設に加え、中心街の人口が増えることへの喜びの声が聞こえてきます。

※青森市新町商店街振興組合 成田耕三 理事長
「中心商店街の復活ののろしをあげたいという今年になりました。まだまだ開発しているエリアもあるのでまた楽しみが増えていくなと期待しているところです。」

新町商店街では店を紹介するパンフレットの作成を進めています。「THREE」の開業を皮切りに変わる青森市の中心街。老舗商店街の経営者たちも「地域の魅力」を発信する反転攻勢のチャンスと捉えています。