阿保「私が配属されたところが非常に客単価の高いところで非常に高価なワインの出るお店だったので、そこで味見をしたりする機会が非常に多かった」

当初、ワインの味は好きじゃなかった。まずは価格で味を覚え、そのうち舌で理解しだすと銘柄を調べるようになった。次第にワインの奥深さに魅了された阿保はソムリエの資格に向けて、人生で初めて真剣に勉強し資格を取得。
阿保「学生時代からやっぱり勉強が嫌いな方だったんですけど、一番ワイン勉強しました。あの銘柄を覚えるために言語で銘柄を変えたりとか、勉強を初めて楽しいと思ったかもしれないです」

働いていたホテルを退職し、いよいよ本格的にソムリエとして人生を歩み始める。
阿保「自分たちが現地で直接買い付けてきた商品ですから、すごくいいものだということを話をしながら、それを伝えながら販売するというのは非常に楽しいことだと思います」

勤続25年。カーブタイユバン東京店からラ・ヴィネにリニューアルした今の店でもワインの普及に貢献している。
職場の同僚は
「いつも正しい判断をしていただいてとても信頼できる上司です」

ソムリエは、阿保の天職だ。

阿保「もうライフワークというか、一生勉強できる素材なんだなっていうことをすごく感じます。ワインを通して社会貢献するっていうと大げさですけど、地域の人たちと一緒に幸せになっていけるようなことが一生できればいいなと考えてます。ワインはもう我が子のように愛おしいですね」
