青森県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったその時、どんな思いや決意があったのでしょうか。今日のストーリーは十和田市出身のラッパーTORAUMA(トラウマ)。現在は沖縄のヒップホップ界で活躍中。リアルなリリックとエモーショナルなサウンドでファンを魅了する注目のアーティストだ。

■ラップとの出会い 「母さんへの思いを文字で書いてみたとき‥」

幼少期、TORAUMAは自分の気持ちを表現するのが苦手な子どもだった。※TORAUMA「感情が伝わらなかったら暴れちゃったり、喧嘩になっちゃったりする子でしたね」

自身の幼少期について語るTORAUMAさん
自分の気持ちを表現するのが苦手な子どもだった

中学生の頃母親が他界。ずっとそばにいると思っていた母が亡くなり心に大きな穴が開いた。そんなとき、自分の気持ちを晴らしてくれたのがラップだった。

※TORAUMA「ニコニコ動画見てたらアニメ動画でラップするっというのをやってる人がいて、自分もやってみたいって思って。『8Mile』というエミネムが出演する映画とか、青森の三沢でやってるラッパーとかを知る機会があって、自分の気持ちを文字で書き起こすという、心の整理の方法としてラップは相性がいいことを学べたんですね。で、母さんへの気持ちを1回文字で書いてみたときに、すっとしたといいますか、自分はこういうこと思ってたんだなって気づくことができました」