

地元の店から始まるラッパー人生
地元の友人にいろんな面で助けられていた頃、自分でラップを作り始めていた。

※TORAUMA「十和田市にダイニングMattoというお店があって、高校生の時、初めて作ったCDを持ってって『聞いてください』ってやったのが僕のラップの始まり」

バイトや仕事をしながらのラッパー活動。神奈川や東京へ行ったり青森へ帰ってきたりと、様々な葛藤と戦いながらラップを続けた。そんなとき知り合ったアーティストに沖縄に誘われ、青森から軽自動車で、各地で仕事やライブをしながら沖縄へ向かった。

仲間の大切さとラップへの思い
沖縄に誘ってくれた仲間とルームシェアしていたが、しばらくして解消。仕事も住むところも不安定だと自覚した。改めて人のありがたさに気づく。

※TORAUMA「最初ルームシェアしてたんですけどそれもできなくなって、みんなバラバラになり住む場所もなければ仕事もないかもっていう状態になったんですね。そこで岐阜に季節工(企業で働く契約期間が決められた社員のこと)に行ったんですよ。工場と1人暮らしの部屋の往復で会話もなくて、スッゴイ孤独だったんですね。その時に、沖縄で一緒に音楽をやる仲間や友達の大切さとか、自分の大切な人のありがたみがわかりました」



IN THE FUTURE 誰かへの希望につながるラップ
己を見つめ直すためのTORAUMAの作品は、誰かへの希望に繋がるラップ。※TORAUMA
「自分のラップを通して、痛みや苦しみや葛藤など悩める人の力になれたらうれしい。青森で人間性を培って沖縄で音楽性を学んで、自分が得たものを青森のプレイヤーに音楽として還元していきたい」
