30年の歴史が刻まれたりんご箱が生まれ変わる

旅の始まりは板柳駅前。駅の目の前にある『木のはこ屋』に立ち寄ります。りんごの木箱の製作を手がけると同時に、役目を終えた木箱をリメイクしてさまざまな商品として販売しているお店です。

店内に入ると、年季の入ったテーブルと椅子が目を引きます。市場で何十年も取引に使われてきたりんご箱を解体し、再利用した作品です。

りんご箱を再利用したテーブルとイス

「30年以上、青森県内で取引された歴史が刻まれたような板材を使っています」と、お店の方は語ります。では、りんごの木箱はそもそも何の木で作られているのでしょうか。

※『木のはこ屋』姥澤匡柳さん
「りんごの木箱は、地元のアカマツで作られています。アカマツは、強度があって手に入れやすいという理由からだと思います」

りんご箱は、りんごを詰めると1箱20キロにもなり、それを何段も積み重ねる重さに耐えられるのが、アカマツならではの強さです。

木箱を使った商品はほかにも。発泡材を内側に入れた保冷・保温両用のクーラーボックスや、アカマツとカラマツを使ったキャスター付き収納ケースなど、バリエーションは豊富です。木の特性と可能性を、まるごと体感できる空間です。

りんごの木箱を利用したクーラーボックス
アカマツとカラマツを使った収納ケース