「音楽に言葉はいらない」音大で待っていた“大役”とは

※松井慶太さん
「高校1年生のときにポーランド国立クラクフ交響楽団というオーケストラと一緒にピアノ協奏曲を演奏する機会がありまして、『音楽を通じると言葉はいらない』と思ったんです、そのときに。ピアノで表現すると、オーケストラのみんなが音の表情を変えてくれる。『これが音楽の力なんだ』と。それを仕事にしたいと思って指揮者を選びました」
大勢で作り上げる音楽の素晴らしさを感じ、それをまとめる指揮者を目指すため、音大の受験を決意。その対策をするため、東京と青森を行き来する生活を始めた。

※松井慶太さん
「指揮を習い、ピアノの先生、あとは作曲の先生のところにも行って『和声学』とか『対位法』とか作曲に関することを色々と勉強しなくてはならなかった」

その後、東京音楽大学へ進学。全国から優秀な学生が集まっている中で切磋琢磨していた。

そんな中、関わったのが有名ドラマの監修の手伝いだった。
※松井慶太さん
「大学4年生のときに『のだめカンタービレ』というドラマをやるということで、撮影の現場に行って玉木宏さんを指導してました。彼は左利きなんです。指揮棒を右に持って振るのは大変だったみたいですけど、それを指導したり、直したりしていました」

2009年には第15回東京国際音楽コンクールで入賞・奨励賞受賞。大学卒業後も勉強を続けながら、ライプツィヒ交響楽団、プラハ交響楽団室内オーケストラ、東京都交響楽団など少しずつプロのオーケストラで指揮をする機会を増やし、数々の大舞台に立った。

そして2022年、オーケストラのコンダクターに就任する。















