なぜ青森県の近海で地震が続くのか——弘前大学大学院の教授が解説

今回の三陸沖の地震と、昨年12月の青森県東方沖の地震。
青森に近い場所で相次いで大きな地震が起きていることを不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
この点について、弘前大学大学院の前田拓人教授に取材しました。

弘前大学大学院 前田拓人 教授
「(三陸沖は)地震の多発地帯です。今回の震源のすぐそばでは、1994年に『三陸はるか沖地震』がありました。さらに1968年の『十勝沖地震』、1896年の『明治三陸地震』など、名前のついた大きな地震が多発している地域でもあります。」

さらに前田教授は、2025年12月の青森県東方沖の地震は、1968年の十勝沖地震の断層のうち北側部分が破壊されたような地震だった可能性があり、「今回はその南側部分が壊れたのかもしれない」と指摘します。つまり、十勝沖地震の想定震源域を1枚の板に見立てたときに、断層の北側のひずみが12月の地震で解消された一方で、南側にはひずみが残った状態が続いており、それが今回の地震につながった可能性があるというわけです。

弘前大学大学院 前田拓人 教授
「(地震が)起きやすいところはプレートの境界とはっきり定まっています。今、最も警戒すべきは三陸沖でということです」

前田教授は、三陸沖について今後も継続的な警戒が必要な地域であることを強調しています。