東京・豊洲市場で行われたマグロの初競りで、大間産クロマグロが最高値の3604万円で落札され、市場が活気に溢れました。大間マグロの最高値は12年連続です。
威勢の良い掛け声が飛び交うなか5日午前5時すぎから東京の豊洲市場で始まったマグロの初競りには、昨年末に水揚げされた大間産クロマグロも上場されました。最高値の3604万円がついたのは大間マグロ212キロで東京の寿司店「銀座おのでら」と仲卸業者「やま幸」が共同で落札しました。このマグロを釣り上げたのは大間町の竹内正弘(たけうち・まさひろ)さんで1番マグロをとるのはこれで7回目です。
※一番マグロを水揚げした漁師・竹内正弘さん
「船に揚がったときから『この魚最高だ』『いい魚だな』と思っていた。体型から肌の色から。今回は数が多かったから、その中で(一番マグロに)選ばれたのはうれしい」
竹内さんが1番マグロをとるのはこれで7回目。漁師歴は20年以上ですが、本人は謙遜なのでしょうか、それとも71歳、これからさらに円熟味を増す、ということなのでしょうか?マグロ漁師としての現在地を次のように例えました。
※竹内正弘さん
「まだ幼稚園だよ、23年くらい」
こうした漁師たちが釣り上げてきた大間マグロが最高値となるのは12年連続。これまでの最高落札額はコロナ禍前の2019年の3億3360万円とまさに「桁違い」ですが、去年の1688万円の2倍を超える値がついたことで、市場が活気にあふれました。












