SNSの普及で年賀状をやめる人が増える中、青森市の石川タミさん(82)は、年賀はがきを毎年一番乗りで購入し、一番に投函することが生きがいで、すっかり有名になりました。そんなタミさんに届いた新年のあいさつを取材しました。

※石川タミさん
「ポストから取って自分の部屋に持ってきて一枚一枚(相手の顔が)浮かぶでしょ。あの方ってすぐわかるわけだね」
年賀状を晴れやかな笑顔で大事そうに眺めるのは青森市に住む石川タミさん82歳です。4日までに約30通届いていました。


タミさんは、2005年に初めて市内の郵便局に一番乗りして年賀はがきを購入し、2010年からは13年連続で1位を守り続けています。そして、毎年、1枚1枚、丁寧に書き上げています。
12月15日、青森市の西郵便局で行われた年賀状の受付開始のセレモニーにもタミさんの姿が。購入だけでなく、年賀状の投函でも1位の常連で、すっかり県民のお馴染みとなりました。

御年82歳、体力の衰えも感じるといいますが、年賀状を見ると元気がみなぎると話します。
※石川タミさん
「年賀状のパワーがあふれるほどに体がピンとなって、一日寝転んでいてもテレビ見てても年賀状が目の前にあれば体がすごいもんだね。それをいまこの年で実感している。」


年が明けたばかりですが、すでに来年2024年を見据え、タミさんの年賀状への情熱は動き始めました。
※石川タミさん
「もしかしたら誰か周りの方に石川さんいつもテレビ出てるあの母さんだなって言葉かけてくれる人がいてくれれば幸いだしうれしいし、よしそれでは来年に向かいましょうって自分で自分を励ましている次第です」

※小野寺キャスター
「一番乗りを取った時とはまた違う充実感、生きがいを実感しているような印象を受けますね。」
※河村キャスター
「はい。そんなタミさんから、わっちニュース宛てに年賀状が届きましたよ。達筆でまっすぐなタミさんの人柄がにじみ出ていますよね。ありがとうございます。初めて年賀状を受け取ったタミさんを取材しまして、改めて新年のあいさつっていいなと感じました。」












