絶叫しながら、ひたすら食べ続ける青森県佐井村牛滝地区の伝統行事「おこもり」が15日夜に行われ、参加した男たちが大漁や無病息災を願い、自分自身の限界まで、ご飯などをかき込みました。
15日午後8時過ぎ、佐井村牛滝地区に合図の太鼓の音が響くと、会場の牛滝神明宮には、ご飯や汁物が運ばれ、江戸時代から続くとされる伝統行事「おこもり」に向けて準備が進められます。
参加したのは、牛滝地区や下北地方に住む男たち約30人です。
開始の合図が告げられると、勢いよく白米、豆腐のすまし汁、たくあん、それに、ぜんまいの辛し和えの4品をかき込んでいき、空になると箸でお椀を叩きながら、おかわりを催促します。
催促するのは、食べる側だけではありません。箸が止まっているのを見るや否や、給餌役があおって、おかわりを進めていきます。
「めし!めし!めし!ほら!めしだよ!!」
「めしいいって!」
「めしばっかりやん!」
15日は、コメ約15kg、豆腐70丁分が用意されました。
熱気に包まれた会場で男たちは、時おり苦しい表情を見せる場面もありましたが、限界まで食べ進め、地域の伝統行事を盛り上げていました。
参加した人は
「普段叫びながらご飯を食べることはないので、そういう体験をできたのも楽しかったし、うれしかった」
初めて参加した人は
「(最初は)すごく食べるのを急かされて、怖い行事なのかと思っていたが、いざ来てみると、楽しくご飯をいただくことができました」
拝殿には男たちが、これからの大漁や無病息災を願いながら、限界までおかわりを叫ぶ声が響き渡っていました。












