今季一番の強烈寒気“冬将軍”が、日本に迫っています。

今後の天気について、気象庁が2日に発表した「短期予報解説資料」によりますと、2日(火)夜までに日本海にある寒気を伴う低気圧からのびる前線が発生。3日(水)夜にかけて北海道の北側の海上付近を通り、オホーツク海へ進む見込みです。

また、前線は、3日朝にかけてや、北日本を通過するとみられています。

寒気の予想シミュレーション ♦大雪・雨・風の予想シミュレーション

これらの低気圧と前線の通過後、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空約1500m付近には、4日(木)にかけて北日本で-12℃以下、東日本~西日本では-6℃以下の寒気が流れ込んでくると予想されています。

※上空約1500m付近で-12℃以下の寒気は「真冬並み」、-6℃以下の寒気は「平地でも雪の降る目安の1つ」です。

これら低気圧や前線に向かう暖かく湿った空気と、上空のこの時期としては強い寒気の影響で、大気の状態は非常に不安定となり、雷を伴い強い雨の降る所があるということです。

このため、北日本~西日本では3日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意が必要だとしています。

また、冬型の気圧配置と寒気の流入の影響で降雪が強まる所もある見込みで、北日本~西日本では3日~4日にかけて、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意が必要だとしています。