2026年春のリニューアルオープンをめざす青森県十和田市の「新渡戸記念館」について、1階にイベントができるホールを完備するほか、内観などを1965年の開館当時の施設を再現する改修計画が明らかになりました。
施設の老朽化の改修に向けて「新渡戸記念館」では27日、安全祈願祭が行われました。
記念館では、新渡戸稲造の遺品と祖父や父が行った三本木原開拓の資料など、約8000点が展示されていて、27日はクラウドファンディングで募った1900万円を活用した改修工事の計画が明らかになりました。
計画によりますと、1階の展示室は大きなショーケースのみを残し、テーブルやイスを並べてワークショップなどが開催できるホールとして活用します。
また、1965年の開館当時を再現するため、天井のルーバーを茶色に塗装するほか、シャッターを撤去して室内に日が差し込むつくりに改修します。
新渡戸記念館 新渡戸 常憲 館長
「伝統として温存してきたものを、そのままの形でいま現在、未来を見据えて。まさに温故知新が図面からみてとれる。皆さんが誇れる地元の、郷土の博物館としてリニューアルできればなにより」
新渡戸記念館は2026年春のリニューアルオープンを予定しています。












