青森県おいらせ町の酒造会社で、新酒完成の目印「杉玉」の掛け替え作業が行われました。2025年は酒米の仕入れ値が倍以上に高騰していて、新酒の仕込みは2024年の7割ほどにとどまっています。
直径約1.8m、重さ600kgほどの大きな杉玉。
おいらせ町の酒造会社「桃川」では29日、山から集めたスギの葉をつかって5人の従業員で5日間かけてつくった「大杉玉」の掛け替え作業を行いました。
杉玉は、新酒完成の目印となる晴れやかなものですが、新酒の生産現場ではコメの高騰に伴い酒米が2023年に比べて倍以上に高騰していて、新酒の仕込みは2024年の7割ほどにとどまっています。
桃川 上田友司 社長
「日本酒が厳しい状況ではありますが、品質第一でおいしい酒をつくらないことには若い人も飲んでくれない。今年もいいお酒ができるように願いを込めて、(大杉玉の)掛け替えを行って、今年の新酒も非常にできがよく、フレッシュな絞り立ての味をみなさまにも飲んでいただきたい」
新酒はすでに28日に出荷がはじまり、県内のスーパーや小売店などで販売されます。












