「全国高校ラグビー青森県予選」の決勝で青森山田が7連覇を達成し、7回目の花園切符をつかみました。

決勝は、2024年と同一カード。
黒のジャージー「青森山田」と白の「三本木農業恵拓」が対戦しました。

序盤から積極的にボールを動かし、気迫を見せる両チーム。
試合が動いたのは8分でした。キックパスで作ったチャンスを13番のラトゥ・シオエリがものにして先制に成功します。

しかし、追いかける三農恵拓は、青森山田のミスを誘いながらゴール前に迫ると25分。ゴール前の密集から10番の赤坂がパスを受けて同点トライをあげます。

赤坂は、自らキックも決めて逆転します。

しかし前半終了間際、青森山田が“王者の貫禄”を見せつけます。密集から4番の内藤が飛び込み、再びリードするシーソーゲームに。

後半に入ると、青森山田は持ち味の展開ラグビーで三農恵拓ディフェンスを翻弄します。13番のシオエリが追加点を挙げてリードを広げます。

ただ、三農恵拓も食らいつきます。
4分、ラインアウトからつないで相手の隙を抜け出した12番の蛯名が決めて1トライ差に詰め寄ります。しかし、その後は徐々に青森山田ペースとなり、21分には、シオエリのハットトリックなどトライを量産。

終わってみれば57対21と青森山田が圧倒し、7年連続7回目の花園出場を決めました。

青森山田 葛田虎司 主将
※「葛」は正しくは中が「ヒ」になります。
「(プレーでの)規律を守って花園の舞台ではペナルティゼロで、どんどん敵陣でスピードのあるプレーをしてトライにつなげて、(全国)ベスト16を狙っていきたい」

全国高校ラグビーは12月27日に大阪・花園ラグビー場で開幕。
青森山田が県代表として花園に挑みます。