青森県むつ市の漁協で、「キャベツ」をエサにしたウニの陸上蓄養が始まりました。
陸上蓄養の開始初日の7日は、むつ市の山本知也 市長が陸上蓄養を行っている、大畑町魚市場を訪れ、水槽に入った約500個のウニに「キャベツ」のエサやりを行うとともに生育の状況を確認しました。
大畑町漁協では、7年ほど前にも陸上蓄養に取り組んだものの失敗していました。再挑戦となる今回は、岩手県で陸上蓄養に取り組む事業者を視察してノウハウを学んだほか、エサのキャベツを一口サイズにカットするなどの工夫を行っています。
むつ市 山本知也 市長
「キャベツを食べやすいサイズに切ることで吸収がよくなるということで、おいしいウニができることに期待している」
大畑町漁協 田髙利美 組合長
「なんとか実入りの良いおいしいウニを作っていければと考えている」
キャベツをエサにすることで、磯臭さがなく、甘味のあるあっさりとした味わいのウニとなることが期待されていて、漁協では年末年始の出荷を目指します。