ICT=情報通信技術を活用することで業務の効率化につなげようと、青森県がデジタルツールに触れることができる体験会を開きました。
体験会には、県庁ですでに導入されているデジタルツールのブースが設けられ、参加者が説明に聞き入っていました。
県では、5年前まで月約120時間ある会議の議事録を職員が手作業で作成していました。
その後、3年ほど前に議事録の文字起こしに費やす時間短縮のため、文字起こしツールが導入されました。
中澤美寿妃 記者
「私が話している内容がリアルタイムでこちらに文字起こしされ、端末に送られています。送られた内容は、他の言語に瞬時に変換することができます。会議の議事録など手打ち作業をする必要がなく、業務の効率化がはかれます」
文字起こしツールを導入した結果、会議1つあたりの議事録作成にかかっていた時間は半分に短縮されました。県の試算では年約1620時間、人件費約960万円分の削減につながったということです。
県庁の職員
「手入力が減るので、打ち間違いや確認作業も1回データが入ったものを確認できるのが効率化。あと、間違いがなくなるかなと思った」
県はデジタルツールを推進することで、業務の軽減や効率化につなげたいとしています。