バンドで失敗してフリーターに…「苦手なことを勉強しよう」

千葉泰浩さん
「バンドをやりたいなっていう思いとともに、東京に行ったらみんなそうでしょうけど『何かあるだろう』と思って。好きなことができたらいいなしか思っていなかったですね、当時は。中途半端な所に行くよりは、『やっぱ東京だろう』みたいな思いしかなかったです」

大学でも音楽を続け、新たな仲間とバンド活動に熱中した。音楽を仕事にしていきたいという気持ちがあったことで、就職活動はせず、フリーターとして生活していた。

千葉泰浩さん
「他のバンドに誘われて行ったんですけど、(音楽で)食べていこうと思ってやったことがことごとく自分のせいで失敗して、もうやる気がなくなってずっとフリーターをやってました」

20代後半に差し掛かり、仲間もしっかり社会人として働く中、焦りを感じて始めたのが自分の苦手なことだった。
千葉泰浩さん
「苦手なことを勉強しようと思って、簿記とかの職業訓練をして就職しようとしたときに、それまでつなぎとしてやったのが肉体労働です」

希望していない営業の仕事に回されたものの、そつなくこなした。ここで身につけたノウハウをヒントに独学で勉強した千葉さん。つながった人脈を生かし、起業する。