熱戦が続く高校野球についてです。
17日は3球場で3回戦が行われ、ベスト8が出そろいました。「東奥義塾」は「八戸工大二」を逆転で下し、7年連続のベスト8進出です。
始めに主導権を握ったのは八戸工大二でした。
初回に先制すると4回には、2アウト2塁のチャンスで8番・庭野!
「ライトの前に落ちました!セカンドランナーがホームに帰ってきます!八戸工大二追加点!」
初戦3安打と打撃好調の庭野のタイムリーで、リードを2点に広げます。そのウラ、東奥義塾が反撃に出ます。
相手のエースを攻め立てて1点をかえすと、なおも1アウト満塁で打席には2年生の8番・木村!ストレートを狙っていました。
「とらえた!レフトへ!サードランナー、そして逆転のセカンドランナーホームへ、レフトから良いボールがかえってくるが…。セーフ!ランナーかえってきました!逆転です!」
相手に負けじと8番のタイムリーで逆転に成功。7回にも追加点を挙げた東奥義塾が7年連続のベスト8に進出です。
東奥義塾 木村紘翔 選手
「目指しているのはベスト8ではなくて甲子園なので、ここで満足しないで、次の試合で一戦一戦大事に戦っていきます」
また、2024年の準優勝校「弘前学院聖愛」もベスト8に駒を進めました。キャッチャーの成田翔音 選手は、2024年の夏、他のチームの選手として大会に出場していました。
聖愛は、6回に6番・澤田のこの日2本目のタイムリーなどで6点を追加し、「青森南」をコールドで下しました。
この試合、聖愛のキャッチャー・成田翔海 選手は、2人のピッチャーを巧みに操り無失点に導きました。
実は2年生の2024年は、派遣選手制度で「柏木農業」の選手として大会に出場していました。普段とはユニフォームが違うチームメートにアドバイスを送ることが、自身の成長にもつながり、この夏は聖愛の選手としてレギュラーの座をつかみました。
2025年は、連合チームで初戦で姿を消した柏木農業の分まで甲子園を目指します。
聖愛 成田翔音 選手
「夏の緊張感や雰囲気を去年感じられたので、それが経験値としてある。自分たちも(柏木農の選手の)思いを背負って優勝できたらいい」
17日の試合結果です。
青森市の県営球場では、連覇を目指す「青森山田」がキャプテン菊池選手のサヨナラタイムリーで弘前東に勝利、「青森北」は三沢に8回コールド勝ちです。

弘前市はるか夢球場の第3試合は「木造」が大湊を下し、14年ぶりのベスト8です。

八戸市の八戸長根球場では「八戸学院光星」「弘前南」がコールド勝ち、第3試合では、「八戸工大一」が下山学園を下しました。


準々決勝は19日(土)からです。