青森県の「陸奥湾ホタテ」が、2024年秋に大量に死んだことへの対策です。ホタテが死んだ要因の1つであるエサ不足を解消するため、県は海に肥料を投入することなど対策を検討していることを明らかにしました。

県議会常任委員会の農林水産委員会で、県側は2024年秋のホタテ大量死への新たな対応策を示しました。

陸奥湾ホタテは2024年の秋に稚貝が大量に死んだため、漁港には貝殻が山積みになっていて、その要因の1つにエサ不足が挙げられています。これを受け、県は海へ肥料を投入するなど対策を検討する方針を示しました。

県農林水産部 種市正之 水産局長
「人為的に海中に栄養塩を供給するなどの他県の取り組み事例や、平内町の事例を参考にするなどして、試験研究機関を含めた研究機関で対策を検討したい」

宮下知事は、ホタテの大量死に対する新たな支援策を6月中に発表する方針です。