リンゴの収量増加や農作業の省力化を図る「高密植わい化栽培」の実習が、青森県営農大学校で行われ、学生たちが苗木の植え付けを学びました。
14日、七戸町の県営農大学校で行われた「高密植わい化栽培」の実習は、果樹課程の学生がJA全農あおもりの職員から苗木の植え方を学びました。
「高密植わい化栽培」は、リンゴの木の間隔を狭くすることで作業効率が上がるほか、より多くの木を植えられるため、収量の増加が見込めます。
学生たちは、苗木が日光に長く当たる南向きにすることや、深さなどに注意しながら、支柱を目印にして等間隔に約110本を植えました。
学生は
「かなり貴重な体験だと思う。家のリンゴ農家を継ごうと思っているので、今回の高密植も取り入れていけたら」
「2年目になって、スムーズに作業できてよかった。後継者が不足し、人手不足が多いので、高密植はどんどん進んでいってほしい」
今回植えた苗木から芽が出る6月には、作業効率を上げるために枝を下向きへ誘導する「下垂誘引」を行う予定です。