14日に発表された帝国データバンクの情報によりますと、青森県弘前市の(株)森のハウスは、4月8日に青森地裁弘前支部から破産手続きの開始決定を受けたということです。

以下、帝国データバンクの情報の詳細のほぼ全文です。

(株)森のハウスは、2013年(平成25年)6月に設立された木造建築工事業者で、青森市や弘前市、五所川原市、平川市など津軽一円を営業エリアに、独自のプランによる一般木造住宅の建築を手がけていました。

「誰でも購入できる低価格住宅」をテーマにローコスト住宅を扱い、2017年10月には青森支店も開設、近年は6億円内外の売上高を確保していたということです。

しかし、建築資材価格の高止まりや、人件費の高騰による外注費用の増加などもあり、収益環境は厳しく、直近の2024年3月期の年売上高約6億200万円に対して、営業損失は約2700万円となるなど、3期連続で多額の営業赤字を計上、財務面も債務超過に陥っていたといいます。

その後も収益改善のメドが立たず、資金繰りも限界に達し、2月20日をもって事業を停止していました。

負債は2024年3月期末時点で約3億6500万円だとしています。