2日、青森市の住宅街から火の手が上がりました。焼け跡から1人の遺体が見つかったこの火災。現場に駆け付けた青森テレビの記者が、緊迫した様子を捉えました。

浅水友輝 記者
「消防・警察、両方電話しました」

2日午後11時40分ごろ、青森市佃1丁目で起きた住宅火災。
駆け付けた青森テレビの記者が、発生直後に捉えた映像です。

浅水友輝 記者
「建物から激しく炎が吹きでて電線などにも延焼しています。車移動させた方がいいですよ。車移動させて!延焼する!延焼する!」

熱風とともに、火の粉が深夜の住宅街に舞い上がります。

浅水友輝 記者
「50mほど離れた場所ですが、体感にも(炎の)熱さがきます」

火の手は瞬く間に広がりました。

浅水友輝 記者
「火事発生から20分ほどが立ちましたが、いまだに炎が吹き上げています。先ほどからぼんぼんと爆発音もしています。いま屋根が燃え落ちました」

火事があったのは、伊藤 敬さん(70)の住宅で、火は約4時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅1棟が全焼し、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。

付近の住民は
「銃声みたいな音が鳴って、『パーン』と何かが破裂した音がした」

「カーテンを開けたら窓から伝わるぐらい熱気がきた」

警察によりますと、伊藤さんは1人暮らしで、火事のあと連絡が取れていません。

警察は、亡くなったのは伊藤さんとみて、遺体の身元の確認を進めるとともに火が出た原因を調べています。