小中学生の給食のほか、災害時に食事を提供できる機能を備えた青森県内で初めての防災食育センターが、むつ市に完成しました。
むつ市関根に建設された防災食育センターで17日、関係者約60人が出席して落成式が開かれました。
センターでは、来年度から1日あたり最大3500食の給食を市内の小中学校など14校に提供する計画です。
また、3トンのコメを保管できる備蓄室のほか、非常用電源が備えられていて、災害時には1日最大9000人分の食事を3日間、提供することが可能です。
むつ市 山本知也 市長
「いま、防災意識は非常に市民の皆さんも高まっていますので、災害があった際には、ここから防災食が提供できることになりますので、もう1ランク防災の観点でも、むつ市の安全が高まったと認識しています」
センターでは、食物アレルギーの原因となる特定原材料のうち、小麦を除いた7品目に対応したアレルギー食の調理が可能で、地域の子どもたちの健康を支える施設としても期待されています。