青森県五所川原市の官製談合事件で、前の副市長ら3人に有罪判決が下されたことを受け、5日に行われた市議会で、佐々木孝昌市長は選挙を応援していた業者とのつながりを改めて否定しました。

5日に行われた市議会では、一般質問に立った和田祐治議員が前の副市長ら3人に有罪判決が下された官製談合事件について質しました。

和田議員は判決で明かされた事実に基づいて、今回の事件は佐々木市長を選挙で応援した業者などで組織する団体が関与したとして、市長と業者のつながりを追及しました。

和田祐治 議員
「今回の官製談合事件において業者には、もうけるというメリットがありましたが、佐々木市長本人においても、選挙で支援を受けられるというメリットがあったと思います」

佐々木孝昌 市長
「6年前の選挙は事業者をまわれるような状況になかった。私はあくまでも6年前の選挙と、2022年の選挙は掲げた公約を実現したからこそ選挙で勝てた」

佐々木市長はこのように述べ、改めて業者とのつながりを否定しました。

市では来年度から災害など緊急の時を除き、一般競争入札を原則とするほか、入札に関する質問の受け付けを管財課に一本化するなど、実施要領を見直し再発防止に努めるとしています。