JR五能線の上り列車が9日夜に青森県つがる市の木造駅周辺で、雪のため動けなくなり、鉄道の運行に影響が出ました。五能線の列車では2月5日にも同様の立ち往生が起きています。
10日午後1時過ぎのつがる市・木造駅付近です。
五能線の列車が線路に積もった雪を勢いよく吹き飛ばして走っていました。
吹きさらしの線路に雪だまりのように積もった除雪しきれない雪が、列車の運行に影響を与えています。
9日午後6時半前には弘前駅を出発した上り列車が、木造駅を発車したあと、雪のため動かなくなりました。
5人の乗客は、線路を500mほど歩いて駅に戻りタクシーに乗り換えました。
この影響で運休が発生し、9日は五所川原駅~深浦駅の間の6本、10日は除雪作業も重なり、弘前駅~深浦駅の間の3本が運休しています。
五能線の立ち往生は2月5日にも、9日に発生した場所に近い中田駅と木造駅の間で起きています。
また、この大雪などによってほかの交通機関にも影響が出ていて、奥羽本線にもポイント不転換が起き、上下線2本が運休しました。
また、空の便でも全日空の青森と伊丹を結ぶ3便が欠航しました。