今シーズン最も長い期間、居座る最強の寒気が再び青森県内の上空に流れ込み、7日は「凍てつく寒さ」と「強い風」が吹く、荒れた天気となりました。津軽では週末、「警報級の大雪」の可能性があり注意・警戒が必要です。
7日正午過ぎの弘前市。大粒の雪が景色を白くかすめ、7日の最高気温-2.0℃を観測しました。
白川 舞 アナウンサー
「弘前市です。雪が降りしきっています。地面はすでに真っ白で、足元の雪は歩くたびに、きゅっきゅっと音をたてています」
23ある観測地点のうち16地点で真冬日となった県内。すべての地点で「最も寒い時期を下回り」ました。
この凍てつく寒さに追い打ちをかけたのが、強い風でした。
中澤 美寿妃 記者
「午後1時過ぎの青森市です。肌を突き刺すような冷たい風が強く吹いています。風によって降り積もった雪が舞い上がり、時折視界も悪くなっています」
青森市では最大瞬間風速19.7mの強い風が、八戸などでは20mを超える非常に強い風が吹き荒れ、体感気温はさらに低下しました。
この荒れた天気、週末は大雪に注意・警戒が必要です。
特に津軽では、9日午後6時までに降る雪の量は多いところで、平地が70cm・山沿いが100cmと予想され、「警報級の大雪」となる可能性があります。
また、波も高く、大気の状態が非常に不安定で突風などにも注意・警戒が必要です。
気象台は今後の気象情報に留意するよう呼びかけています。