2年連続で入学者が基準を満たさなければ学級規模の縮小や募集停止が行われる青森県立高校の「地域校」について、学校のある4つの町と村が措置の猶予などを求め、県に要望書を提出しました。

県教育委員会に要望書を提出したのは、地域校がある三戸町や鰺ヶ沢町など4つの町と村で組織する協議会です。県立高等学校教育改革推進計画では、1学年当たり4学級以上を満たさない高校で、通学が困難な地域が新たに生じる高校を「地域校」としています。このうち2年連続で入学者が基準を満たさなければ1学級規模の三戸・鰺ヶ沢・六ヶ所は募集停止。2学級規模の大間は1学級規模に縮小するとしています。要望では、第2期実施計画期間となる2027年度までは措置をせず、猶予してほしいなどとする4項目を求めました。

※地域校立地町村連絡協議会 沼澤修二 会長
「少ない生徒数でも多様な体験ができる学びができますので、単に生徒数の一定の基準を持って統廃合が進められることのないよう切に要望したい」

要望を受け県教育委員会は具体的な回答を避けながらも地域校の活性化に向け連携する意向を示しました。